これまで10シーズン以上に渡りバルセロナのゴールマウスに君臨してきたビクトル・バルデス。

驚異的な反射能力を活かしたシュートストップ、判断力とスピードを兼備することで生まれた守備範囲の広さ、そして、バルサの一員として機能する足元の技術。チームに対するその貢献度は計り知れないが、31歳になった守護神は「バルサにおける僕の冒険は今シーズンで終わるだろう」と語り、今季限りでの退団が濃厚となっている。

行き先としてはかつてのエリック・アビダルが移籍したASモナコの名があがっており、先日バルデス自身も「モナコはいい選択肢だね。エリックはとても満足している。僕らはとてもいい友人だし、彼のことは兄弟だと思っている」と語ったと伝えられた。

一方、バルサは守護神の退団に備え、ボルシアMGの若手GKマーク=アンドレ・テア・シュテーゲン(21歳)を注視していると伝えられている。『mundodeportivo』ではシュテーゲンは190cmと上背があるため、同じく獲得候補とされているイケル・カシージャスよりもハイボールの処理に優れており、足元も悪くはなく上達は可能、さらに代表戦でメッシのPKをストップするなど重要な場面でのPKにも強いのもよいと伝えている。

そんななか、バルデスはリーガ第11節、ルイス・エンリケ率いるセルタ戦に先発出場すると、3-0でのシャットアウト勝利に貢献。試合後には「セルタは中央でプレーする?チームで、僕らは多いに困らされた。自陣付近で守ることを余儀なくされた。(でも)僕らにとってとてもポジティブな試合だった」とコメントした。

また、「僕がトップチームで過ごした12年間、毎年GKがやってきた。それは普通さ、まったくもって普通のことだよ。人々から両手を広げて受け入れられる選手だけがやってきて、人々は適応を手助けする?。それが本当のビッグクラブさ」とも語ったという。

そんなバルデスがこれまでにバルセロナで見せた珠玉のセービングを集めた映像。

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セルタ戦後にはカピタン、プジョルとパシャリ。

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