2000年代以降、欧州を中心に“バブル”と化した海外移籍市場。
ジネディーヌ・ジダンが8000万ユーロ(当時およそ112億円)でレアル・マドリーに移籍し、クリスティアーノ・ロナウドやギャレス・ベイルも1億ユーロ近辺で移籍を実現させるなど、1995年のボスマン判決、2011年のUEFAファイナンシャル・フェアプレー制度等を経て、移籍市場をめぐる外部環境は大きく変わってきたといえる。
現在では当たり前になったそんな海外移籍だが、100年前からその数はどれほど増えたのだろうか?
今回は、サッカークラブの勃興期19世紀末期からのおよそ110年間における、選手移籍のトラッキングをグラフィック化した動画をご紹介。この100年間に実現した移籍の推移を60秒で見てみよう。
こちらは、オーストラリアの『Eye See Data』社が制作したもの。
1893年、スコットランド出身のウィリー・グローブズ選手が、100ポンドでWBAからアストン・ヴィラに移籍したのが最初の例。以降数えられないほどの選手が移籍を繰り返してきたが、その75%はこの10年間によるものであるという。
ちなみに同社では、Web上で年度や国籍に応じた移籍をグラフィックとしてまとめたデータベースも作成している。
こちらは、12/13シーズンに実現した日本人選手の移籍実績。
日本が初めてW杯に出場した直後と比較すると、いかに海外進出した選手が多いのかが分かる。