11月9日、ナショナル紙は「UAE1部リーグのアル・ワフダは、カレル・ヤロリム監督を解任することを発表した」と報じた。
カレル・ヤロリム監督は1956年生まれの57歳。2人の息子ルカーシュ・ヤロリム、ダヴィド・ヤロリムもチェコ代表選手として活躍していたことで知られる。
スラヴィア・プラハやスロヴァン・ブラチスラヴァなどで指揮を執り、2011年にアル・アハリの監督に就任。初年度にサウジアラビア・プレミアリーグを制し、昨年はACLでも準優勝に輝いた。
今季はUAEに活躍の場を移し、アル・ワフダの監督に就任。開幕戦ではアル・ナスルを破り、3節でもエミレーツ・クラブに勝利と好スタートを切った。しかしその後調子を落とし、10月に入ってからは公式戦でまだ一勝もしていない。
そして11月7日に行われたエミレーツ・カップでアル・シャーブに敗れたことが決定打となり、首脳陣はヤロリム監督の更迭を決定したという。後任が見つかるまでは、暫定的にリザーブチームのマジド・サラーム監督が昇格する。
ナショナル
アル・ワフダ 関係者
「チームのパフォーマンスは満足できるレベルに達していない。すべての大会にチャンスが残っている間に、コーチを変更するほうがいいと技術委員会が判断した。
リーグ、そしてカップの両方でいくつかの悪い結果があった。コーチは選手のモチベーションを引き出すことができていないし、最後の4試合は非常にイライラする、そしてガッカリするものだった」
毎シーズン監督がコロコロ更迭されることで知られるUAEであるが、今年も例に漏れずヤロリム氏で早くも5人目となる。開幕から3か月ですでにマルティン・ルエダ(ドバイ)、ホルヘ・フォサッティ(アル・アイン)、ローラン・バニド(アル・ワスル)、ルイス・ミジャ(アル・ジャジーラ)が職を追われている。