インテルとマンチェスター・シティの間でトレードの噂が浮上した。インテルはマンチェスター・シティのストライカー、エディン・ジェコに興味を持っているが、シティはこのアプローチに対して取引の一部にサミア・ハンダノヴィッチを要求するつもりであるという。
シティのマヌエル・ペジェグリーニ監督がGKを探しているのは明らかであり、レアル・マドリーで2番手に降格しているイケル・カシージャスやQPRのジュリオ・セーザルなどが補強候補となっている。現在の守護神、ジョー・ハートは度重なるミスによって信頼を失っており、ペジェグリーニとしては信頼出来るGKを探している。スロヴァニア代表のサミール・ハンダノヴィッチはセリエA屈指のシュートストッパーであり、29歳とGKとして考えれば若く、カップタイドも無い事から補強候補として打ってつけの存在である。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表をワールドカップへと導いたジェコは出場機会を欲しており、夏のマーケットでも退団の噂が幾度となく浮上した。カルロス・テベスがユヴェントスへと移籍したために残留することになったが、アルバロ・ネグレドとステヴァン・ヨヴェティッチが加入した事で出場機会はやはり限られたものとなっており、ジェコ本人も出場機会が欲しいとメディアの前で発言している。最近ではドルトムントやアーセナルが獲得を希望するという噂が浮上したが、インテルもかねてよりジェコに興味を持っていたクラブの一つである。
両者が得する形のトレードだが、インテルとしては代わりの守護神に目処がつかない限りは応じづらい話ではないだろうか。