19日に各国の代表と同様、今年の最終戦を行ったカナダ代表。しかしスロベニアに0-1で敗れ、未勝利のまま2013年を終えることとなった。
昨年、2014年W杯・北中米カリブ海3次予選で敗退したため、2013年は今夏行われたCONCACAFゴールドカップを第一目標に強化試合を組んだカナダ。しかし、1月のデンマーク戦を皮切りに3月には日本と対戦したが、岡崎、ハーフナー・マイクのゴールにより1-2で敗れると、目標だったゴールドカップも1分2敗でグループリーグ最下位に。その後、かつてレアル・マドリーやヴィッセル神戸などで指揮を執ったスペイン人ベニート・フローロ監督が就任したものの、勝利をあげられないまま最後は4連敗を喫し、トータル0勝3分10敗で2013年を終えた。
(カナダ代表の2013年の戦績)
0-4 ● 1.26 デンマーク
0-0 △ 1.29 アメリカ
1-2 ● 3.22 日本
0-2 ● 3.25 ベラルーシ
0-1 ● 5.28 コスタリカ
0-1 ● 7. 7 マルティニーク(ゴールドカップ)
0-1 ● 7.11 メキシコ(ゴールドカップ)
0-0 △ 7.14 パナマ(ゴールドカップ)
0-0 △ 9.8 モーリタニア
0-1 ● 9.10 モーリタニア
0-3 ● 10.15 オーストラリア
0-2 ● 11.15 チェコ
0-1 ● 11.19 スロベニア
これで昨年10月12日のW杯予選・キューバ戦以来勝利がなく、その4日後の引き分け以上で最終予選進出が決まるアウェイ・ホンジュラス戦で1-8と大敗しW杯出場を逃して以降14戦、1年以上未勝利が続いているカナダ。W杯予選敗退による世代交代の過渡期でアティバ・ハッチンソン、ジュリアン・デ・グズマンら主力が揃い難く、また、監督人事もすんなりいかなかったことで苦しい時期を過ごしている。次なる目標は2年後の2015年ゴールドカップ、2018年W杯予選となるが、35歳のキャプテン、ドウェイン・デ・ロサリオは
「(スロベニア戦は)今年を締め括る素晴らしいテストだった。それは望んだ結果にはならなかったけど我々は前進しているよ。間違いなく、(2年後の)W杯予選とゴールドカップに繋がるはずさ」「私は2014年がカナダサッカー発展の未来のために輝くと確信している」「我々は信じそして前進し続けるよ。カナダは良い“集団”を持っているからね」