12月5日、フランス・リーグアンのモンペリエHSCは「ジャン・フェルナンデス監督が辞任した」と発表した。暫定的にアシスタントを務めていたパスカル・ベル氏がヘッドコーチに昇格し、新監督が見つかるまで指揮を執ることが決定している。
後任については未定だが、メディアではかつてモンペリエでも指揮を執った経験を持つベテラン指導者のローラン・クルビス氏や、昨季レンヌを率いていたフレデリック・アントネッティ氏が候補であると報じている。
夏にレネ・ジラール(現リール監督)氏が退任したモンペリエは、昨季までナンシーを率いていたジャン・フェルナンデス氏を新監督に招聘。第2節でモナコに大敗したものの、10月6日までは2勝6分1敗と勝ちきれないまでもそれなりの結果を残し、8位にまで上昇していた。
しかしその後、10月19日にリール戦で0-1と敗れて以来7試合、リーグカップも含めれば8試合に渡って勝利を奪うことができず、現在では降格圏ギリギリの17位にまで沈んでいる。
そして、12月4日に行われたホームでのロリアン戦に0-2と敗北した後、フェルナンデス監督は辞任を決断したという。
AFP
ジャン・フェルナンデス モンペリエ前監督
「選手と会長を見て決めた。多くの批判の原因は私にあると感じた。クラブとチームの利益を考えれば、私は辞めた方がいいと思ったのだ。
勝利が得られていないときには、監督は常に困難な状況になる。目に見える成績は、コーチの哲学よりもクラブにとっては遙かに大事なものだ。
とても残念だ。我々は試合を落としすぎた。特にホームでね。ギャンガン戦(11/23。1-1の引き分け)がターニングポイントだった。もしあそこで勝っていれば、勢いがついたままマルセイユとの試合に望めただろうからね」
AFP
ルイ・ニコラン モンペリエ会長
「彼に対しては何もないよ。フェルナンデスはいい奴だ。しかし、今回はミステイクを犯したと思うね」