W杯の組み合わせが決まり、ますます注目が集まるブラジルの地で、あの男が再びピッチへ戻る準備をしているようだ。

2000年代、ロナウドから「フェノーメノ」の名を次ぐ存在として期待され、実際に所属のインテルなどで圧倒的な破壊力を見せ「皇帝」と呼ばれた元ブラジル代表FWアドリアーノ。しかし、ピッチ内外でのトラブルにより表舞台から徐々にフェードアウトし、2012年11月にフラメンゴから契約を解除されて以降、無所属となっている。

その彼が今月に入り、W杯開催地の一つであるクリチーバの強豪クラブ、アトレチコ・パラナエンセでトレーニングを開始したと現地メディアが伝えた。

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アドリアーノは今月3日にクラブへ到着。3ヶ月間の特別なトレーニングプログラムを受けた後、クラブが正式契約を結ぶか判断することになるという。

コリンチャンスに所属していた2012年3月以来実戦から遠ざかっているアドリアーノ。復帰のためには相当な努力が必要になるはずだが、「ここに来られて幸せだ」とコメントを残している。

来年の祭典に向けて国全体が盛り上がる中、フットボールに対するモチベーションが戻ってきたのだろうか。

クラブの方も、今年のコパ・ド・ブラジルで準優勝、カンピオナート・ブラジレイロでも1節を残して3位につけており、来年のコパ・リベルタドーレス出場は濃厚。そのための補強として、31歳の“元”皇帝の復活に期待している。


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