12月16日、イングランド2部・フットボールチャンピオンシップのワトフォードは「ジャンフランコ・ゾラ監督が辞任することが決定した」と発表した。
かつてイタリア代表やチェルシーで活躍したことで知られているジャンフランコ・ゾラ氏は、2008年から2010年までウエストハムの監督を務めた後、2012年夏にワトフォードの指揮官に就任。昨季は3位で昇格プレーオフに進出した。
しかし今季、開幕からしばらくは結果を出していたものの、10月19日のダービー・カウンティ戦に敗れてから9試合勝利無しという泥沼の状態に。順位も昇格圏内からは遠く離れた13位と低迷し、15日に行われたシェフィールド・ウェンズデイ戦に敗北した後にゾラ監督は辞任の可能性を示唆していた。
クラブ公式
ジャンフランコ・ゾラ ワトフォード前監督
「僕は今日をもってワトフォードの監督を辞任すると伝えなければならない。多くのことを考えた後、重い心境の中でこれを書いている。
第1に、この決断は決して拙速なものではなかった。土曜日の試合が終わった後、辞任という選択肢に言及した。そして夜通し考えて、結論に達した。
ワトフォードFCというクラブを第1に考えなければらない。それが僕が辞任した理由だ。誰か新しい人がチャンスを掴み、成功をもたらす。
一つの問題や一つの出来事に起因するものじゃない。いろいろな理由があってのことなんだ。僕が辞任することがクラブにとって最大の利益となり、適切な決定であると思う。サポーターも支持してくれると信じているよ。
選手やスタッフ、サポーターとともに歩んだ時間はとても素晴らしいものだった。良い旅だったよ。毎日が新しい挑戦で、異なる経験をし、多くの事を学習した。
いつだって忘れることはないだろう。温かく迎えてくれた素晴らしいクラブのことを。全面的に支持してくれて、喜びや興奮を共有し、ともに歩んでくれたことを。
しかし、試合は待ってくれやしない。新しい挑戦はそこにある。誰にとっても、目の前にあるのはいつも真っ白いキャンバスだ。選手、スタッフ、ファンのみんなとワトフォードFCに、最高の未来が待っていることを願っているよ。
このクラブの役に立てるのは、とても光栄なことだった。またいつか再び会えるだろうと確信しているよ」