12月29日、オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ハートは、公式サイトで「ジョン・アロイージ監督を解任した」と発表した。後任は未定で、1月5日のパース・グローリー戦までに決定する予定となっている。
ジョン・アロイージ氏は1976年生まれの37歳。現役時代はオーストラリア代表FWとして活躍し、2006年ワールドカップの日本戦でも3点目となるゴールを決めていることで知られる。
昨季初めての監督としてメルボルン・ハートを率いたが、レギュラーシーズン9位と低迷。そして今夏は元オーストラリア代表FWのハリー・キューウェルを獲得するなど強化を行ったが、現在12試合を終えてリーグ最下位。4分け8敗と未だに勝利がなく、最少得点および最多失点を記録。現オーナーがクラブ売却の手続きを進めているとの報道もあり、混乱が続いている。
クラブ公式
ピーター・シドウェル
「ジョンは選手として、下部組織のコーチとして、そしてヘッドコーチとして、常に絶対的な存在だった。メルボルン・ハートの誰もが、彼のプロフェッショナリズムを、そしてクラブに対しての貢献を疑うことはない。
私はジョンと話をした。彼はクラブの決定を静かに理解してくれた。我々は、彼がメルボルン・ハートで働いてくれたこと、そして困難な時期にも気高く振る舞ってくれたことに、とても大きな尊敬を抱いている。
ジョン、そして彼の家族の未来が素晴らしいものであることを祈るとともに、これまでの彼の貢献に大きな感謝を表したい」