1月8日、AFP通信は「FIFAの事務総長を務めているジェローム・ヴァルケ氏が、2022年ワールドカップを冬期に開催する意向を示した」と報じた。

記事によれば、FIFAにおいてゼップ・ブラッター会長に次ぐ地位にあるジェローム・ヴァルケ氏が、ラジオ・フランスの取材に対してこのように話したという。

AFP

ジェローム・ヴァルケ FIFA事務総長

「カタールでのワールドカップの日付は、6~7月になることはないでしょう。正直に申し上げれば、私はそれは11月15日、遅くとも1月15日の間に開催されることになると考えています。

もし11月15日に開幕し、12月の終わりに閉幕するスケジュールであるならば、気候の条件はベストだ。平均気温は25度。ヨーロッパにおける暖かい春と同じようなものだ。

それはサッカーを行う上で、完璧な環境であるはずだ」

夏期のカタールでは、気温は最大で50度近くにまで達する。2022年のワールドカップ開催が決定してから、環境面に対しての懸念は常に浮上してきた問題だ。

現在のところ、カタールのワールドカップ組織委員会は夏の開催という方針を変えておらず、全スタジアムに冷却システムを導入するという案で準備を進めている。委員会はこれがカタールにとって大きな財産となるとも主張している。

しかしワールドカップにおいては練習や移動中の環境も問題になるほか、訪れるサポーターの健康面に危険があるのではないかとも言われている。また、冷却システムについては建設会社からも「ランニングコストの面で非現実的」とコメントが出たこともある。

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