1月13日、スコットランドのイブニング・タイムズ紙は「セルティックのニール・レノン監督が、オーストラリア代表MFトム・ロジッチをベガルタ仙台へ貸し出すことを許可した」と報じた。
トーマス・ピーター・ロジッチ、通称“トム・ロジッチ”は1992年生まれの21歳。名前の通りセルビアにルーツを持っている左利きのMFで、187cmという長身ながらもテクニックにも優れ、ドリブルやシュートを得意としている。
2011年にナイキ主催で行われた才能発掘プログラム『The Chance』の合格者の一人。また、かつてはインドアでもプレーしており、2010年に開かれたAFCフットサル選手権にオーストラリア代表として出場している。
2012年にセントラルコースト・マリナーズでプロデビューを果たし、高い評価を得て2013年1月にスコットランドの名門セルティックへと移籍。しかし、これまで4度のスタメンと7回の途中出場、わずか411分しかプレーできていない。
先代の監督に就任したグラハム・アーノルド氏は、以前からかつての教え子に出場機会を与えたいと考えており、仙台にロジッチを連れてきたいとの考えを明らかにしていた。
セルティックのニール・レノン監督は、以前はフロントの判断に任せると明かしていたものの、13日の取材に対して「ロジッチのレンタル移籍に合意した」と話した。
イブニング・タイムズ
ニール・レノン セルティック監督
「ロジッチに対しては、日本のグラハム・アーノルド監督のチームからの関心を受けている。私たちは、ロジッチを貸し出すことに合意した。
彼はまだプロになってから31試合にしか出場していない。しかしながら、いくらかの人々は、まだ歩けもしないのに走ることを期待している。
彼のポジションではクリス・コモンズが上手くプレーしている。さらに加えてオプションもある。他のフットボールを見に行くことは、トムにとっても良い経験になるだろう」