ファジアーノ岡山はJリーグへ参入した2009年から着実に順位を上げ、川又堅碁(新潟からの期限付き移籍)を擁した2012シーズンは8位。4年目の影山雅永監督に率いられた2013シーズン、目標は必然的にJ1昇格となり、川又(新潟)、金民均(※7月に復帰)という主力が抜けながらも開幕から11戦連続無敗を達成した。
しかし、前季41得点34失点と守備で勝ち点を伸ばしたチームはこの間、7引き分け(4勝)となかなか「もう1点」を奪うことができず、その後も2試合に1試合は引き分けというペースが続いた。中盤戦以降はよりリスクを負った戦い方を選択し、得点が増えた一方やはり失点も増加。終盤まで昇格プレーオフ出場権を争ったものの、最後は3連敗を喫し、12位という成績に終わっている。17引き分けは最終的にリーグ最多であった。
影山監督とはシーズン中に契約を更新。今オフは荒田智之と並ぶチーム得点王で磐田からの期限付き移籍だった押谷祐樹を完全移籍で獲得したほか、FW林容平(FC東京)、FW久保裕一(千葉)、MF染矢一樹(岐阜)など攻撃陣の補強に力を入れている。
岡山は14日、2014シーズンのユニフォーム・スーツ発表会を開催。
2010年から契約しているPenalty、正確には日本総代理店のウインスポーツによる新ユニフォームを発表した。(スーツは岡山市に本社を置く「紳士服はるやま」のはるやま商事製)
近年、クラブを象徴する鳥、雉(きじ)をイメージしたアシンメトリーのデザインが定着していた岡山だが、2014モデルは選手の内に秘めたパワーと湧き上がる闘志、それを後押しするサポーターのパワーを濃淡のグラデーションボーダー柄で表現。それぞれが一体となり、チームの目指す大きな目標に共に向かっていくというメッセージが込められている。
チームカラーのファジアーノレッドを基調としたカラーリングは変わらず。
グロップ(胸)、un.deux(背中、「アンドゥー」と読む)、おかやま信用金庫(袖)、山陽新聞(パンツ)というユニフォームスポンサーも継続している。
パンツは新たに黒をベースとしたカラーを採用。力強さがアップした印象だ。
その他のユニフォームもホーム(1st)と同じテンプレートを使用しており、白がアウェイ(2nd)、水色がGKホーム、黒がGKアウェイ。これらはいずれもシャツ、パンツ、ソックスが同系色のコーディネートとなっている。