2014/01/16 - オマーン・ロイヤル・ポリス・スタジアム

オーストラリア U-22 0-4 日本U-22        

18’ 中島

24’ 矢島

45’ ブラウン(OG)

49’ 中島(PK)

開幕から2試合連続で引き分けという結果に終わった日本代表。自力で突破を決めるためには最後に残ったオーストラリア戦での勝利が必要であった。自然と危機感が高まるような状況の中、0-4という大差で勝ち点3を獲得することに成功し、決勝トーナメント進出を決めた。

オーストラリアのシステムに対応し、中央に数的不利を作らずプレスをかけやすい3センターで望んできた日本。最終ラインに近い位置に下りたグリゴーにはボールを動かされる場面が目立ったが、苦しんだのは序盤と、4点リードした後だけだった。

試合開始からしばらくは、サイドの裏を取られるところから守備を動かされてピンチを迎え、何度かゴールを脅かされる場面もあった。しかし幸運にもその時間帯を失点せずに乗り切り、得点もあげることに成功。

18分には喜田が中央から右に繋ぎ、貰った矢島が中央へ折り返し、中島が合わせて先制。さらにその6分後には、喜田が潰れた後のこぼれ球をダイレクトで裏に送り、飛び出した中島が折り返し、逆サイドから詰めた矢島がシュート。早い時間帯でリードを広げた。

余裕が出来た日本は守備の点でも徐々にサイドで置いて行かれることが少なくなり、ラインは下がったものの守りながら反撃という流れを作り上げた。45分には山中のクロスをブラウンが処理し損ね、オウンゴールでリードをさらに広げることにも成功した。

また、後半開始からまもなく、コーナーキックの流れから相手のハンドを誘ってペナルティキックを獲得。中島が冷静に決め、4点という決定的な差を付けた。

その後はさすがにオーストラリアにかなりボールを保持される展開が続いたものの、幸野や荒野を投入してグリゴーやアンセルに対してのプレッシャーを強めつつ、守備第一にゲームを進め、最後まで失点を許さず。ここまでの煮え切らなさを払拭するようなスコアで、決勝トーナメント進出を決めた。

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