「3年をかけて昇格プレーオフ進出を目指す」という計画を打ち出し、その1年目となった2013シーズンは目標を15位に設定したカターレ富山。
3年契約の最終年を迎えた安間貴義監督とともにシーズンに臨み、開幕5試合で3勝2敗の4位と好スタートを切った。しかし、前線からのプレッシングと切り替えの速さ、細かいパス回しという特徴こそ見せたが、決定力不足、さらに選手の故障にも泣き、徐々に順位を落として下位に定着。負傷者が復帰し、FW白崎凌兵を期限付き移籍で清水から獲得した夏場以降は少しずつ調子を上げ、エースの苔口卓也は終盤9試合で7ゴールと爆発を見せたものの、前季より一つ順位を上げたのみの18位に終わった。
シーズン終了後、当初は態度を保留していた安間監督と契約を更新。戦力面では白崎のレンタル延長に成功したほか、GK水谷雄一(福岡)、そして安間監督にとって甲府時代の教え子であるDF秋本倫孝(京都)などが加入。逆に、キャプテンを務めていたDF足助翔が昨季限りで現役を退いている。
富山は23日、2014シーズンに向けた新ユニフォームを発表。サプライヤーは今季も富山が創業の地であるゴールドウインで、カターレブルーのホーム(1st)は、富山湾に「寄せる波」と湾の地形の特徴である「あいがめ」(海が深く、海面の色がとても濃い藍色をしている)を濃淡で表現したストライプ柄を引き続き採用。
富山湾の荒波は天候に関係なく、湾内に入っても速度を緩めないまま海岸に押し寄せるため、「選手たちが速度を緩めることなくゴールに向かい、スタジアムに勝利のビッグウェーブを巻き起こす」という意味も込められた。
また、襟元などには富山県のイメージカラーである緑を配色。クラブと県民が思いをひとつにして戦い、Vネックで「Victory(勝利)」を掴み取る気持ちを表現している。(緑の選手名が見づらくなければ良いが・・・)
白のアウェイ(白)も同様に、ピンストライプやVネックなどに緑を使用。
同じく緑を差し色として取り入れたGKモデル。ホームが黒、アウェイが赤茶系?となっており、派手な色遣いが増えている昨今ではリーグ屈指の渋い組み合わせと言える。
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