1月23日、オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ハートは「マンチェスター・シティ・フットボール・クラブが、メルボルン・ハートの株式の80%を取得した」と発表した。

メルボルン・ハートは2008年に創設されAリーグに参加しているクラブ。今季は元オーストラリア代表FWハリー・キューウェルを獲得したものの、成績は低迷しており15試合を戦ってわずか1勝、リーグ最下位に沈んでいる。先日はジョン・アロイージ前監督が解任されており、オランダ人指揮官ヨシップ・ファント・シップ氏が後を引き継いだ。

これまでメルボルン・ハートの株式は、ラグビーリーグのクラブとしても知られるメルボルン・ストームを所有する投資家グループ“ハート・コンソーシアム・グループ”が所有(昨年5月~)していたが、その80%をマンチェスター・シティが買い取り、経営権を手にした形となる。投入された資金は1125万ドルであるとのこと。

なお、これによってマンチェスター・シティが今年5月か8月にオーストラリアツアーを行うことが予定されるという。

一夜にしてAリーグで最も資金力があるクラブと化したメルボルン・ハートの今後には、大きな期待が寄せられている。

なお、フォックススポーツによれば、新たな所有者はクラブ名の変更も希望しているものの、少なくとも今季はこのまま「メルボルン・ハート」を使用するとのこと。

公式

フェラン・ソリアーノ マンチェスター・シティCEO

「我々はメルボルン・ハートという、オーストラリアで最も成功したクラブの一つを作るというチャンスを得られたことに興奮している。

メルボルン地域の強いスポーツ文化が、我々の専門知識と結合することで、ピッチ内外において強力なコンビネーションを生み出すことができるだろう」

公式

バート・キャンベル ハート・コンソーシアムグループ会長

「マンチェスター・シティとのパートナーシップは、世界で最も大きな都市の一つでスポーツ文化を強化し、新しい力をAAMIパーク(メルボルン・ハートの本拠地)にもたらす。このユニークなプロジェクトの1部となったことに興奮している。

ニューヨーク・シティFC、ニューヨーク・ヤンキースなどとともに、マンチェスター・シティが作り上げた組織モデルを参考にしたいというのは、我々の共通した野心だ」

公式

デイヴィッド・ギャロップ オーストラリアサッカー連盟CEO

「フットボールはオーストラリアのスポーツにおいて、今主流側に入ろうとしている存在だ。アジア全体でのフットボールブームから利益を得ることが理想だ。

マンチェスター・シティと我々オーストラリアのパートナーシップは、戦略的な投資が行われるとともに、リーグの競争を激化させることに繋がる」