クラブ名をザスパ草津から変更し、新たな指揮官として秋葉忠宏監督を招聘したザスパクサツ群馬。クラブとして文字通り新たなスタートを切ったが、その初年度となった2013シーズンは厳しい結果に終わった。
チームは開幕4戦無敗(1勝3分)のスタートから一転、6連敗を喫し、6位から一気に21位まで転落。大胆な若返り策のため選手を大量に入れ替えたこともありチーム戦術の確立が遅れ、その後も下位に低迷した。その中で違いを見せたのが、広島から完全移籍で加入したFW平繁龍一。移籍1年目ながら背番号10、そしてキャプテンを任せられると、期待に違わぬプレーを見せチームトップの13ゴールを記録。チームもなんとか踏みとどまり、20位でJ2残留を果たした。
今オフはDF夛田凌輔(C大阪)、DFクォン・ハンジン(柏)といった昨季期限付き移籍だった選手が完全移籍へ移行したほか、一度は契約満了で退団したFW青木孝太と再契約。他にも37歳のベテランDF金沢浄(磐田)を獲得するなど、秋葉監督2年目のシーズンに向けて戦力を整えている。
その群馬が24日、新体制発表会・サポーターズカンファレンスで2014シーズンに向けた新ユニフォームを発表した。
ホーム(1st)は、シーズンユニフォームでは初となるボーダー柄を採用。(※企画モデルでは2012年の「マンスリーユニフォーム」のように採用したことがある)
チームカラーの紺を使った濃淡2色によるボーダーで、強さを主張したシンプルかつ重厚感のある仕上がり。2色のラインはフィールドの選手とサポーターとの「共闘」を表現し、90分間選手とサポーターが共に闘うことを表している。
よく見ると明るい紺のラインは流行のチェック柄。なかなか上手い使い方である。サプライヤーは昨季から契約しているフィンタ。
白を基調としたアウェイ(2nd)はチームカラーである紺と黄色のクロスモチーフを大胆にデザイン。まるでパルマのホームモデルのような見事な“十字”は地元群馬とクラブの密接な交わりを表しており、今まで以上に「地域に密着し愛されるクラブを目指す」という思いが込められているとのことだ。
ホームと同じテンプレートのGKモデルは、オレンジがホーム、緑がアウェイとなっている。
また、群馬というクラブ特有の現象として、胸と背中のスポンサーが今年も入れ替わり、胸にカインズ、背中にベイシアという偶数年の配置。両社はともに群馬県前橋市に本社のあるベイシアグループのグループ企業で、ベイシアはスーパーマーケットチェーン、カインズはホームセンターチェーンを展開している。
昨年パンツから袖へ移った「和豚もちぶた」のグローバルピッグファーム(袖)は継続。パンツは今季も今のところ空白のようだ。
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