2013シーズン、2008年にJ2へ昇格して以降ではワーストとなる19位に終わったロアッソ熊本。
高木琢也監督による3年間を経て、U-18日本代表を率いていた吉田靖監督を迎え育成を重視した体制を築いたものの、ポゼッションを重視したスタイルがうまく機能せず、それまでベースとなっていた組織的な守備も崩壊。結局、吉田監督は7月に解任され、池谷友良社長が監督代行に就任してなんとかJ2残留を果たした。(池谷氏はシーズン終了後に社長へ復帰)
今季は元広島監督で、2012年から中国の杭州緑城で岡田武史監督のアシスタントコーチを務めていた小野剛監督が就任。北嶋秀朗(引退)、南雄太(横浜FC)などが抜けてより若手色が強くなったチームは本日2日、J2開幕戦で福岡とのホームゲームに臨み、片山奨典、園田拓也のゴールで今季最初のバトルオブ九州に勝利。新体制の初戦を見事白星で飾っている。
今オフの目玉補強と言えるのが、元日本代表のFW巻誠一郎。熊本出身の33歳のストライカーは開幕戦でもキャプテンマークを巻いて先発出場し、ホームでの2-1勝利に貢献した。
その熊本の2014ユニフォーム。今年、クラブ創設10周年を迎え、ホーム(1st)はクラブエンブレム・チームフラッグのカラーである赤と黒をメインに力強さを表現。背番号には鮮やかなゴールドを採用したが、なんと言っても注目は背番号の下。
今季モデルでは、今や日本を代表するキャラクターとなった「くまモン」を熊本のシンボルとして標準搭載。いわゆる“ゆるキャラ”がユニフォームにデザインされるのは初めてとのことだ。
くまモンが着ているのも密かに今季のユニフォーム。『絆』は2009年から継続しているチームスローガンである。
アウェイ(2nd)はクラブエンブレムの「盾」の部分をイメージし、シルバーをベースにチームカラーの赤と黒を差し色として使ったVネックタイプのモデルを採用。こちらの胸には今季も別ブランドの「白岳しろ」が入る。
スポンサーは、高橋酒造(胸「白岳」「白岳しろ」)、NTM(袖)が継続し、健康食品の通信販売業務を手がけるえがお(背中)が新規。パンツは今のところ空白のようだ。
GKモデルは、ホームが熊本の「自然」と「調和」をイメージした緑、アウェイはクラブスローガンでもある「元気」や「活力」などをイメージした黄色となっている。
開幕戦で見られた面白い場面などをいくつか一緒に紹介。
“また”セクハラ!?
そして、試合終了後の「カモンロッソ」。
【Jリーグ】2014シーズンの新ユニフォームまとめ ~J1、J2、J3