3月8日、ブルガリア1部リーグ最終節で迎えたソフィアダービーは稀に見る荒れ模様の試合となった。

30分にCSKAソフィアのMFボリス・ガルチェフが早くも2枚目の警告を受けて退場。しかし、68分には自陣でボールを奪われたレフスキ・ソフィアのDFスタニスラフ・アンゲロフがファウルを犯し、こちらも退場者を出すと共にペナルティキックを献上した。

さらに試合終了間際に大きなトラブルが発生する。ボールをキャッチしたアルジェリア代表GKライス・エムボリ(FC琉球でプレーしていたことで有名)が手を蹴られたことに激高。持っていたボールを相手選手の頭に投げつけた。

この行為がきっかけとなり両チームは揉み合いに。もちろんエムボリにはレッドカードが提示されたが、彼の手を蹴ったラルセン・トゥレにも退場が宣告される。

さらに試合終了後には執拗に挑発を行っていたCSKAソフィアFWオマール・コソコ、レフスキ・ソフィアMFウラジミール・ガジエフにもレッドカードが提示され、合計6名もの退場者を出すことになった。

また競技場の周りではサポーターによる暴動や破壊行為が行われ、合計46名が逮捕される大騒動となっている。

なおリーグ自体の結果は、最終節のラストに首位争い直接対決が行われ、2位リテックス・ロヴェチを相手に引き分けに持ち込んだルドゴレツが2連覇を達成している。


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