オランダ代表の中心選手で、ローマに所属するケヴィン・ストロートマンが十字靱帯を断裂し、今年6月に行われるブラジルW杯への出場がほぼ絶望的になったと、オランダ『Voetbal』が伝えている。
ストロートマンは現地時間9日に行われたセリエA第27節に出場したが、開始13分に足を痛め途中交代していた。『FOX SPORTS』によると、ストロートマンは涙を流しながらピッチを後にしたという。
記事によると、ストロートマンは全治9ヵ月と見られており、これでブラジルW杯への出場が絶望的に。前回大会のリベンジに燃えるオランダ代表にとって、あまりにも大きな代償となってしまった。
ストロートマンは1990年2月13日生まれの24歳。オランダ代表のプレーメーカーで、同チームを指揮するルイス・ファン・ハール監督からも昨年末の時点で「ブラジル行きが保障されているのはロッベンとファン・ペルシーとストロートマンだけ」との評価を受けていた。
なお、この試合でローマと対戦し、PSV時代に同僚だったベルギー代表FWドリス・メルテンスは自身のInstagramでストロートマンの早期回復を願っている。
(追記)
ルイス・ファンハール監督は以下のようなコメントを残している。
Fox Sports
ルイス・ファンハール(オランダ代表監督)
「オランダ代表にとって、ケヴィンの負傷は失うものが大きい。
ケヴィンはチームのW杯出場にとても大きく貢献をしてくれた。彼抜きでは、この成功を収めることは不可能だった。それでも、一番辛いのはケヴィン自身だ」