英国『Mail Online』が、バルセロナの新監督候補について報じている。

ティト・ビラノバの急死という辛い現実を乗り越え、先日のビジャレアル戦をなんとか勝利したバルセロナ。

しかし、バルセロナが直面する現実はそう甘くはない。リーグ戦ではすでに自力優勝の可能性が消滅しており、UEFAチャンピオンズリーグでもアトレティコ・マドリーを前に敗退。"ポスト・ティト”1シーズン目のバルセロナを託されたヘラルド・マルティーノ監督だが、今シーズン無冠で終わる可能性が現実味を帯びている。

そんなバルセロナが新シーズンに向けて、新たな指揮官の招聘を試みるようだ。その第一候補として挙げられているのが、現在アスレティック・ビルバオを率いるエルネスト・バルベルデであるという。

エルネスト・バルベルデは1964年2月9日生まれの50歳。2006年からエスパニョールを率い、チームを旧UEFAカップ決勝にまで進出させその名を欧州中に轟かせる。

その後はオリンピアコスやビジャレアルの監督を経験し、2010年には日本代表監督の候補にも名が挙がったバルベルデは、今シーズンからアスレティック・ビルバオの新指揮官に就任。ビルバオは現在リーグで4位につけ、UCLへの挑戦権まであと一歩と迫っている。

しかし、バルベルデ監督とビルバオとの契約は未だ失効しておらず、クラブがUCLの出場権を獲得した際には、招聘は困難をきわめる。

そこでクラブ出身者であり、かつてバルセロナBで監督を務めたこともあるルイス・エンリケが現実的な線だと記事では伝えている。

ルイス・エンリケは今シーズンからセルタを率いているが、セルタは現在10位。決して大成功を収めているわけではないが、Bチームで指揮経験のある監督を招聘するという“原点回帰”を目論んでいるという。


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