元アルゼンチン代表のラモン・ディアス氏がパラグアイ代表監督へ就任することが4日に発表されたが、パラグアイのレジェンドにして南米のご意見番、ホセ・ルイス・チラベルト氏はこの決定への不満を露わにした。南米各メディアが報じている。
「私は既に自分の考えを表明した。ラモン・ディアスはパラグアイが必要とする人物ではない」
アルゼンチンの強豪ベレス・サルスフィエルドのアイドルでもあるチラベルトは、『futbol780.com』のなかで詳しく述べた。
「パラグアイの代表監督はチームのために一生懸命働く必要がある。アルセ(*1)が就任する前に私はナポウト(*2)に会い助言したが、彼は私の提案を受け入れなかった。彼らは長期的な展望を持って仕事をしなければならないが、実際にはマルティノ(*3)以来できていない」
「私は将来について否定的だよ。2018年ロシアW杯への出場は疑わしいと言わなければならない」
また、チラベルトは「パラグアイサッカー協会は道を間違えた」と断罪し、「指揮官はパラグアイ人でなければならない」と付け加えた。
*1 チキ・アルセ・・・元パラグアイ代表DFで2003年にガンバ大阪でプレー。現役引退後は指導者になり、2011-2012年に同代表を指揮
*2 フアン・アンヘル・ナポウト・・・前パラグアイサッカー協会の会長で現CONMEBOL(南米サッカー連盟)会長
*3 タタ・マルティノ・・・元パラグアイ代表の監督で現アルゼンチン代表指揮官