現地時間9日、ラウール・ゴンサレスがニューヨーク・コスモスの加入記者会見に出席し、意気込みを語った。

「スペインの至宝」と呼ばれ、レアル・マドリーの象徴として認知されているラウール。2010年にマドリーを退団して以降は2シーズンの間シャルケでプレーし、その後はカタールのアル・サードに在籍。そしてこの度、37歳という年齢でNASL(アメリカ・ノースアメリカン・サッカー・リーグ)のニューヨーク・コスモスに移籍することが決定した。

ラウールは「ニューヨーク・コスモスの偉大なる歴史を築き続け、素晴らしい将来に貢献できることを望んでいる」と話し、引退後に携わることになる育成プログラムについても言及。チームで背負うことになる背番号もお披露目となり、プロキャリアを通してこだわり続けた背番号7が手渡された。

そんなラウールにとってニューヨーク・コスモスは、プロキャリアで4クラブ目のチーム。これまでピッチ内外で様々な経験をしてきたラウールだが、この日の加入記者会見ではちょっと珍しいシーンがあった。それは、ラウールが『NIKE』のシャツとともに現れたことだ。

ラウールが長く在籍したレアル・マドリーでは、1998年以降『adidas』とユニフォームサプライヤー契約を締結している。その後に移籍したシャルケのユニフォームも『adidas』製であり、ラウールがいた頃のスペイン代表のユニフォームもずっと『adidas』のものだった。

アル・サードでは『Burrda』のユニフォームを着用してきたが、ラウールは『adidas』のスパイクを愛用するなど個人的にスポンサー契約も結んでおり、「ラウール=adidas」というイメージはひときわ強い。

しかし、ラウールが新たに所属することになるニューヨーク・コスモスのユニフォームサプライヤーは見ての通り『NIKE』である。こうして、おそらくかなり珍しい形で『NIKE』のシャツを着たラウールがお目見えとなったのだ。

PSGっぽいジャージ。

これまでプロキャリアの中で、『NIKE』のユニフォームを着て試合に出たことはあるのだろうか。おそらくはあったとしてチャリティマッチくらいだろう。どことなく不自然に見えるこの組み合わせも、今後馴染んでいくのであろうか。

少年少女とリフティング。やっぱり左足でのボールコントロールが大好きなラウールでした。

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