現在、拡張工事の真っ最中であるリヴァプールのホーム、アンフィールド。数年前から計画されていたものの改築の計画はストップしていたが、ついに昨年末、拡張工事がスタートした。
Ticket details have today been released for #LFC's Anfield cup tie against Chelsea this month: http://t.co/kvlL5Y5gZ0 pic.twitter.com/b6Gs6K3UWu
— Liverpool FC (@LFC) 2015, 1月 6
2016-17シーズン開幕を目標にスタートした今回の工事。
メインスタンドやアンフィールド・ロード・スタンドを増席することで45,000のキャパシティを58,000ほどに増やす計画がされており、改築後はUEFAチャンピオンズリーグ決勝も開催できることになるという。まさに、世界でも最高クラスのファシリティを備えたスタジアムへと変貌を遂げようとしている。
さて、そんなスタジアム改築にともなう収入の増加について、英国『Independent』が伝えている。
記事によれば、リヴァプールはメインスタンドを改築することで年間2000万ポンド(およそ35億3000万円)のスタジアム収入を確保できるよう。さらに、ネーミングライツ権を売却することで年間500万ポンド(およそ8億8000万円)の追加資金を手にできると考えており、年間2500万ポンド(およそ44億2000万円)にもおよぶスタジアム収入の増加が見込まれるのだという。
しかし、イングランドにはこれらをはるかに凌ぐスタジアム収入を記録するクラブがある。
2012-13シーズンの数字ではマンチェスター・ユナイテッドが1億900万ポンド(およそ192億7000万円)、アーセナルが9300万ポンド(およそ164億4000万円)、チェルシーが7100万ポンド(およそ125億5000万円)をスタジアム収入で獲得しているのだ。
仮にアンフィールドのメインドスタンドが増築されればリヴァプールはチェルシーのスタジアム収入に並ぶことになるようで、将来的にはアーセナルが得ている9300万ポンドに近い収入を目論んでいるのだという。
スティーヴン・ジェラードという絶対的存在を今シーズン限りで失うリヴァプール。新たなアンフィールドで彼の雄姿を見られないのは残念だが、改築にともなう増収により移籍市場で主導権を握りたい構えのようだ。