今年もこの瞬間がやってきた。待ちに待ったJリーグの開幕だ。
J1・J2ともに混戦が予想される今シーズン。特にJ1はチャンピオンシップが実施され、それに伴い各17試合ずつの1stステージ・2ndステージが行われることとなった。そして、各ステージの勝者と年間勝ち点1位、2位、3位のチームが出場するチャンピオンシップによって年間優勝チームを決定する。この変更は、各ステージが短期決戦になることを意味している。
短期決戦を勝ち抜く術はいくつかある。堅牢な守備をベースに手堅く戦うチームもあれば、圧倒的な攻撃力で勢いよく戦うチームもあるだろう。今回は、前者の特長を持つ横浜F・マリノスと後者の特長を持つ川崎フロンターレによる“神奈川ダービー"の模様をお伝えしたい。
・攻撃陣に怪我人続出の横浜FM、新指揮官が1トップに据えたのは……
ラフィーニャ、端戸仁、矢島卓郎、中村俊輔ら攻撃陣に怪我人続出の横浜FM。この緊急事態に新指揮官エリク・モンバエルツはサイドアタッカーの齋藤学を1トップに起用。2列目の中央に藤本淳吾、右にサイドバックが本職の奈良輪雄太、左に兵藤慎剛を並べた布陣で開幕戦に臨んだ。なお、昨季のリーグ戦で8ゴールをマークした伊藤翔はベンチスタートとなり、新加入のアデミウソンは登録が間に合わず、ベンチ外となった。
・3バックでシーズンをスタートさせた川崎F
キャンプでは3バック、4バックの両方を試行していた川崎F。風間八宏監督はよりポゼッションを高めることのできる3バックを選択し、その中央にベガルタ仙台から獲得した角田誠を据えた。また、右ウイングバックには同じく新加入のエウシーニョを起用。前線は大久保嘉人、小林悠、レナトのトリオとし、セレッソ大阪から獲得した杉本健勇はベンチで試合を見守った。
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hatena
