3月26日に行われた親善試合、ヨルダン代表対シリア代表。
アサド政権を巡る政治的混乱で治安が悪化し戦闘が続いているため、近年は国際舞台での活躍が乏しくなってしまったシリアであるが、次のワールドカップに向けて再出発を切っている。
そしてアジアカップを終えた中東の雄ヨルダンとの対戦で、イラクのアル・シュルターでプレーしているベテランDFハムディ・アル・マスリーが見せた!
セットプレーからのショートパスを受け、縦パスをカットされながらも自ら拾って強引に突進、左足を振りぬいた。
このゴールを守り切ったシリアは、近年中東で屈指の力を持つと言われるヨルダンを撃破。昨年11月の親善試合でもマレーシア、インドネシアに勝っており、これでアウェーのAマッチ3連勝となる。
政治とスポーツは別物とは良く言われることだが、地域に根差したものである以上影響を受けることは避けられない。
シリアが今回のワールドカップ予選に出場するのは日本と同じ2次予選から。地元で試合を行えないという状況の中、彼らがどのような戦いを見せてくれるのか、注目である。
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