4月12日、『Libero』は「中国商工会議所イタリア支店の副社長であるフー・イーシャン氏が、中国人実業家らによるACミラン買収計画を説明した」と報じた。
先日から新スタジアム建設計画を進めているACミランであるが、それに必要なだけの資金がないものと考えられており、そのためにベルルスコーニ会長が株式の売却に動いていると言われている。
その売却先は「5社で構成されるコンソーシアムになる可能性が高い」とこの数日間では報じられている。フー・イーシャン氏は取材に対して以下のように話し、クラウドファンディングを使う可能性も指摘した。
フー・イーシャン
「(ミランが選ばれた理由は)ビッグクラブだからだ。
皆サッカーの世界と接近している。大連ワンダはインフロント(ゼップ・ブラッターFIFA会長の甥が設立したメディア企業)を買い、アリババのジャック・マーは広州恒大の50%を所有している。グループにはファーウェイブランドが含まれており、既にミランとスポンサー契約を結んでいる。
(ベルルスコーニ会長が求める10億ユーロ[およそ1300億円]について)
いくつかの大企業によるコンソーシアムで、その半分を支払うことになる。残りはファンに株式を売却するクラウドファンディングによって調達され、そのお金を使うことが出来る。
イタリアでは不可能であったが、中国では可能だ。投資する準備がある50万人のファンを見つけるのは難しいことではない。
中国の人々によって構築されたミランは、サッカーの世界では傑出したスターになる可能性がある。
ベルルスコーニはクラブを販売したい。それは周知の事実だ。しかし問題は、彼の家族の中でコンセンサスがないことである」