2003年から2013年までの11シーズン、川崎フロンターレと鹿島アントラーズで活躍したブラジル人FWジュニーニョをよもや忘れてしまった人はいないだろう。
2004年にJ2、2007年にJ1で得点王を獲得し、Jリーグ歴代8位となる116ゴールを記録したあのジュニーニョだ。
その彼が19日に行われたバイーア州選手権の準決勝2ndレグで、約600日ぶりのゴールを決めた。
味方のシュートが相手に当たり抜けたきたところに上手く飛び込み先制ゴール。
現在37歳のジュニーニョは2013年いっぱいで鹿島を退団して以降、引退宣言こそしていなかったが無所属であった。
昨年末にJリーグ功労賞を受賞しており事実上引退に近い状態かと思われていたが、鹿島退団から丸1年以上が経過した今年2月24日に故郷バイーア州の小クラブ、ジュアゼイレンセと契約を結び、3月の試合で実戦に復帰。
この試合がその5戦目となったが、自身がデビューを果たした同州の名門、バイーアから復帰後初ゴールを決めた。ジュニーニョのゴールは2013年8月31日に行われた柏レイソル戦以来、約600日ぶりのことだ。
しかしチームは2点のリードを守れず3-2で逆転負け。2試合合計5-3で敗れ、残念ながら決勝進出を逃している。
ジュアゼイレンセはこの後、コロコロ(チリの名門とは別)と全国選手権4部の出場権をかけ3位決定戦を戦うこととなる。ジュニーニョの雄姿はまだこの先も見られるのだろうか。