5月6日、『AP』など各メディアは「激しいタックルでコートジボワール代表MFジレ・ヤピ=ヤポのキャリアを絶った選手に対し、1万スイスフラン(およそ130万円)の罰金刑が下された」と報じた。

当該のプレーは2014年11月9日、FCチューリッヒ対FCアーラウの試合途中に発生したもの。

セカンドボールの奪い合いの際、ヤピ=ヤポに対してFCアーラウのリヒテンシュタイン代表MFサンドロ・ヴィーザーが激しいタックルを敢行し、両者が接触した。

ヤピ・ヤポはこれによって前十字靱帯断裂、半月板損傷、膝蓋腱断裂、軟骨損傷という致命的な怪我を負った。

ヴィーザーは6試合の出場停止処分となったが、FCチューリッヒ側はこの行為に対して刑事告訴することを決断。裁判の末、ヴィーザー選手側に1万スイスフランの罰金刑(180日の懲役との選択)が言い渡されることになった。

なお、ヴィーザー選手側にはまだ控訴の権利が残っており、刑罰は確定したわけではない。

ジレ・ヤピ=ヤポは1982年生まれの33歳。2006年ワールドカップのメンバーにも入っていたコートジボワール代表MFであるが、この事件で負った怪我のためにキャリアの継続は絶望視されている。


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