チェルシーの指揮官、ジョゼ・モウリーニョがリヴァプールのMF、スティーヴン・ジェラードに対して最大級の賛辞を送った。

今シーズン限りでリヴァプールを退団することが決まっているジェラード。”プレミアリーグのレジェンド”というべき元イングランド代表は現地時間の日曜日にプレミアリーグ制覇を決めたチェルシーと激突する。

試合を前にモウリーニョはジェラードに対して粋な形で賛辞を送ったようだ。『Mirror』に掲載されたモウリーニョのコメントを紹介しよう。

ジョゼ・モウリーニョ
(チェルシー監督)


「私は多くの選手たちや最高の対戦相手から学んできた。スティーヴン・ジェラードは間違いなく私の”お気に入りの対戦相手”の1人であり、私にとって親愛なる敵。私をマネージャーとして成長させてくれた1人だ」

「彼を止めること、彼を止めようとすることは、本当に本当に難しいことだ。私は彼に敗れ、彼に勝利し、彼と引き分けた。彼と対戦するのが最後になることが非常に寂しいよ。私をコーチとして成長させてくれる彼のような選手が必要なんだ」

「彼がプレミアリーグを去るのは悲しい。同じことはフランク・ランパードにも言える。だが、フランクはチェルシーのレジェンドであり、状況が異なる。何故ならスティーヴンは常に相手チームだったからだ」

「ジェラードをチェルシーに連れていこうとしたし、インテルに連れていこうとしたし、レアル・マドリーに連れて行こうとした。しかし、彼は常に私の敵だったよ。私は彼を賞賛したいし、スタンフォード・ブリッジが同じ気持ちであることを望む」

「チェルシーで最初に獲得しようとした時は目前だった。しかし、彼は私に赤いハートを持っていると言ったんだ。それは難しかったよ。彼はフットボールの理由として、移籍を望んでいたが、彼はできなかったんだ。とても素晴らしいね」

「彼は周りの仲間と素晴らしいキャリアを過ごした。彼は他のビッグクラブや他のリーグでプレーすることを拒否し、リヴァプールのためだけにプレーした。お互いに忘れない感情になるだろう。いつの日かスティーヴンがリヴァプールの指揮官として私と戦うことを誰が知っていようか」

第1次チェルシー、インテル、レアル・マドリーと3つのクラブで獲得を目指したことを明かしたモウリーニョ。それだけでも充分にジェラードを賞賛する言葉だが、モウリーニョを成長させてくれたのが、対戦相手としてのジェラードだという言葉は非常に奥が深い。

何故ならモウリーニョが3つのクラブで成し遂げた功績を思い出して欲しい。彼はジェラードを獲得できなくても全てのクラブで結果を残したのである。大きな結果を残してるからこそ、説得力があり、賞賛の思いを強く感じることができるのではないだろうか。

なお、『Mirror』ではジェラードのチェルシー戦での記録を紹介している。これまでに49試合に出場し、11勝20分18敗。ゴールは1ゴールだ。日曜日、この記録がどう変わるのか。是非注目して欲しい。

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