イタリアはローマで開催されていたテニスのATPワールドツアーの一つ、BNLイタリア国際。

錦織圭も出場した男子シングルスは17日、決勝戦が行われた。

ファイナルのカードは、世界ランキング1位のノヴァク・ジョコヴィッチ対2位のロジャー・フェデラー。ともにここ数年のテニス界を引っ張ってきたトッププレーヤーであり、公式戦での対戦はこれが39度目であった。

試合はセットカウント2-0でジョコヴィッチが勝利し、見事連覇を達成した。

イタリアで行われた大会ということでこの試合にはマルチェロ・リッピやクリスティアン・ヴィエリといったイタリアサッカーの関係者も観戦に訪れテレビカメラに抜かれるシーンもあったのだが、中でも大きな声援を集めるレジェンドがいた。

インテルで長くプレーし、現在は同クラブの副会長を務めるハビエル・サネッティだ。

昨シーズン限りで現役を引退したサネッティ。フォロ・イタリコで行われたこの大一番を観戦しようとローマを訪れていたようで、ちょうど第1セット終了後のミニブレイクの際にその姿がオーロラビジョンに映された。

映像でご紹介できないのが申し訳ないのだが、サネッティの姿はちょっと長すぎるほどカメラに抜かれていた。そして、サネッティの姿を目にしたファンたちはその功績に敬意を表してか大きな拍手を送ったのだった。サネッティはこれに笑顔で応え、少し恥ずかしそうに笑みを浮かべていたのだった。

なお、ジョコヴィッチといえば2回戦のニコラス・アルマグロ戦の試合後にASローマに向けた激励のメッセージを送っていた

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