熱狂の一夜が終わった。2015年のチャンピオンズリーグ決勝は、バルセロナがユヴェントスを3-1で下し5度目の優勝を飾った。
優勝したチームのスタッツを見ると1つの共通項が浮かび上がる。それは、ポゼッションをしたチームの方が勝つという事実である。
ここ10年間のデータを見てみよう。
10年間のCL決勝ポゼッション率の推移
2015年:バルセロナ(ポゼッション61%):ユヴェントス(ポゼッション39%)
2014年:レアル・マドリー(ポゼッション61%):アトレティコ・マドリー(ポゼッション39%)
2013年:バイエルン・ミュンヘン(ポゼッション58%):ドルトムント(ポゼッション42%)
2012年:チェルシー(ポゼッション44%):バイエルン・ミュンヘン(ポゼッション56%)
2011年:バルセロナ(ポゼッション63%):マンチェスター・ユナイテッド(ポゼッション37%)
2010年:インテル(ポゼッション32%):バイエルン・ミュンヘン(ポゼッション68%)
2009年:バルセロナ(ポゼッション51%):マンチェスター・ユナイテッド(ポゼッション49%)
2008年:マンチェスター・ユナイテッド(ポゼッション58%):チェルシー(ポゼッション42%)
2007年:ミラン(ポゼッション53%):リヴァプール(ポゼッション47%)
2006年:バルセロナ(ポゼッション64%):アーセナル(ポゼッション36%)
※左側が優勝チーム
優勝したチームが、準優勝チームにポゼッションで負けていたのはたった2度なのである。