7月30日、『AS』は「今夏アジアツアーを行っているアトレティコ・マドリーは、わずか6日間のスケジュールで200万ユーロ(およそ2.7億円)の収益を手にする」と報じた。
多くのチームが2週間、3週間と長く海外でのツアーを行う中、アトレティコ・マドリーはそれを選択せず、20%株主である大連ワンダの本拠地である中国、そして日本の鳥栖の2カ所に絞った。
中国で行われる試合は全世界80カ国で放送されるなど注目度も高く、アトレティコ・マドリーのブランドを拡大していくための足がかりとなることが予想されている。
選手達は29日の午後に飛行機に乗り日本へ飛び、8月1日にサガン鳥栖と親善試合を行う。そして8月4日に上海で2試合目を行い、8月5日に帰国する。
The players send greetings to our fans in Japan and China. See you very soon! pic.twitter.com/82zRqIyDAB
— Atleti English (@atletienglish) 2015, 7月 29
ディエゴ・シメオネ監督はこの6日間のスケジュールにもチームのコンディションに悪影響を及ぼすとして不満を持っているとのことだが、短いツアーで得られる収益は200万ユーロに上るという。
同じ街のライバルであるレアル・マドリーは中国、オーストラリアと長いフライトを行い2週間もの日程になったものの、その分1900万ユーロ(およそ25.8億円)の収益を上げていると言われている。
選手のパフォーマンスを優先するか、それとも収益改善を求めるか。近年のビッグクラブの監督は難しい選択を迫られているようだ。