欧州各地で行われたEURO予選。グループGのロシアはアウェイでリヒテンシュタイン相手に7点を奪取して大勝した。

ゼニトの巨漢FWアルチョム・ジュバが4得点と大暴れを見せた試合で、10番を背負うアラン・ザゴエフも見事なフリーキックからゴールを奪っている。

その得点後のシーンが現地で話題になっているので、紹介したい。

ゴールを決めたザゴエフがベンチのほうを見ながら笑顔でうなずくと、レオニド・スルツキー監督もそれに応えるように何度もうなずいていた。こちらも満面の笑顔である。

ご存知の通り、両者はCSKAモスクワでも監督と選手という間柄。このジェスチャーは現地でも話題になっているようで、試合後にはこの件についての質問が飛んだ。

それに対し、スルツキー監督は当初ザゴエフはキッカーに含まれていなかったとしたうえで、こう述べたという。

「アランはあの素晴らしい一撃を私に見せつけた。誰がキッカーに指名する必要があるのかを。私はうなずいたんだ。『はい、分かりました』とね」

つまり、ザゴエフ「監督見たよね?」→スルツキー「うん、分かった!」というようなことだったらしい。

44歳にしてかわいいキャラを持つスルツキー監督だからこそ出来たことかもしれない。前任者のカペッロだったら、ありえない光景だったはず…。

なお、日本ではなぜかジャゴエフと表記されることもあるが、現地の発音はザゴエフである。

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