欧州各地で行われたEURO予選。グループGのロシアはアウェイでリヒテンシュタイン相手に7点を奪取して大勝した。
Russia cruise to a 7-0 win in Liechtenstein, Dzyuba scoring four! #EURO2016 pic.twitter.com/uaSF661mrI
— UEFA EURO 2016 (@UEFAEURO) 2015, 9月 8
ゼニトの巨漢FWアルチョム・ジュバが4得点と大暴れを見せた試合で、10番を背負うアラン・ザゴエフも見事なフリーキックからゴールを奪っている。
その得点後のシーンが現地で話題になっているので、紹介したい。
ゴールを決めたザゴエフがベンチのほうを見ながら笑顔でうなずくと、レオニド・スルツキー監督もそれに応えるように何度もうなずいていた。こちらも満面の笑顔である。
ご存知の通り、両者はCSKAモスクワでも監督と選手という間柄。このジェスチャーは現地でも話題になっているようで、試合後にはこの件についての質問が飛んだ。
それに対し、スルツキー監督は当初ザゴエフはキッカーに含まれていなかったとしたうえで、こう述べたという。
「アランはあの素晴らしい一撃を私に見せつけた。誰がキッカーに指名する必要があるのかを。私はうなずいたんだ。『はい、分かりました』とね」
つまり、ザゴエフ「監督見たよね?」→スルツキー「うん、分かった!」というようなことだったらしい。
44歳にしてかわいいキャラを持つスルツキー監督だからこそ出来たことかもしれない。前任者のカペッロだったら、ありえない光景だったはず…。
なお、日本ではなぜかジャゴエフと表記されることもあるが、現地の発音はザゴエフである。