マンチェスター・シティは22日、キャピタル・ワン・カップの3回戦サンダーランド戦を戦った。

UEFAチャンピオンズリーグではユヴェントスに逆転負けを喫し、先週末のプレミアリーグではウェストハムに敗れていたマンチェスター・シティ。

試合はサンダーランドのホームであるスタジアム・オブ・ライトで行われたのだが、セルヒオ・アグエロが開始早々に先制ゴールを決めると、ケヴィン・デ・ブライネがシティ移籍後初ゴールをゲット。敵地で1-4と快勝し、4回戦進出を決めて見せた。

さて、そんなこの試合はリーグカップということもあり、普段のリーグ戦ではなかなか見ることのない若手選手たちもベンチに入った。

この日ベンチ入りした7選手のうち、リチャード・ライトとフェルナンジーニョを除く5選手は20歳以下の選手であり、マヌエル・ペジェグリーニ監督は3枚の交代カードをこれら20歳以下の選手に全てあてた。

そして、試合終了間際の86分にヤヤ・トゥレと交代し、見事トップチームデビューを飾ったのが20歳のMFジョージ・エヴァンスだった。

マンチェスター・シティ下部組織出身のエヴァンスは、1994年生まれの20歳。クリケットのプレー経験もある選手で、スティーヴン・ジェラードに影響を受けた期待のセントラルミッドフィールダーだ。

さて、そんなジョージ・エヴァンスにとってこれがシティのトップチームデビュー戦であったのだが、今回のデビューによりエヴァンスはシティ史上初めて「全てのカテゴリーでプレーした選手」になったようだ。

U-8チームからシティでプレーし続けているエヴァンス。

シティにはトップチームをあわせて12の世代別カテゴリがあるのだが、エヴァンスはそれらを全て経験しており、こうした生粋の生え抜き選手はこれまでシティにいなかったのだという。

マンチェスター・シティほどのビッグクラブであれば、ユース年代の競争も相当激しいはず。それだけに、エヴァンスにとってもトップチームデビューは夢であったようで、試合後「これまでの人生で最高の日だ」とコメントしている。

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