昨年、日本発のスピード系モデルとして登場して以降、日本代表FW岡崎慎司の飛躍を足元から支えてきたミズノの「バサラ」シリーズ。そのNEWモデルが1日に発表された。
Mizuno Basara 101 TC
その名も『バサラ 101 TC』。前作『バサラ 001 TC』同様、直線方向への加速性能に加え、高速状態のままスピードを落とさずに相手を振り切る“瞬発ターン”動作時の足の動きにも注目したモデルだ。
今回のリニューアルに当たって、進化した部分の一つが、より足に沿うようにねじれる「ダイナモーションフィット」構造の採用。
動き出し時や、スピードに乗ったターンをする際など、内側のシワが出やすい部分に伸縮素材を使用し、ターン時にシワが出やすい部分のフィット感をアップ。より足に沿う形でねじれるよう促すことで、足に掛かるストレスを軽減している。
この構造はバレーボールや卓球など、他競技のシューズやウェアでも採用されているようだ。
また、地面へのトラクションを強化する9本スタッドのTCソールには、中足部斜め方向にかけて屈曲溝「D-フレックスグルーブ」を追加。この溝を設けることにより、ターン時に足がより自然にねじれ、力強く地面を蹴り出しやすくしている。なお、重さは約190g(※27.0cm、片足)。
岡崎は新スパイクについて、以下のように語っている。
「動き出しやスピードにのってターンをする時に、前回のモデルよりも更に足にフィットするシューズだと感じています。一瞬の動き出しと瞬発ターンを武器に、このシューズと共に更に進化していきたいと思います」
また、ミズノフットボールの新コンセプト≪JAPAN SPIRIT.≫に合わせ、「バサラ」シリーズでも、初めて日本製のモデル『バサラ 101 ジャパン』をラインナップ。
Mizuno Basara 101 Japan
『バサラ 101 TC』と同じく、鮮やかな青でカラーリングされた『バサラ 101 ジャパン』。
天然皮革(ウォッシャブルカンガルーレザー)をアッパー前足部に採用しており、日本人、日本のメーカーならではのこだわりとして、より高いフィット感を実現している。こちらの重さは約200g(※27.0cm、片足)。
注目の『バサラ 101』、発売日は11月14日とまだちょっと先。ただ、このタイミングで発表されたことからも分かる通り、岡崎は今月の代表戦からこの新スパイクを使用する。