初代チェアマンとしてJリーグ創設に尽力し、2002年から6年間日本サッカー協会(JFA)の会長を務めた川淵三郎キャプテン。

歯に衣着せぬ大胆な発言には賛否もあるが、かつてクラブに企業名を入れるか否かであの渡邉恒雄氏と真正面からぶつかるなど、その物怖じしない性格と発想力で数々の改革を行ってきた。

現在は日本バスケットボール協会の会長として奔走しており、本人の言葉によればその後ハンドボール、ホッケー、バレーボールなどを変革する計画を持っているらしい。来月79歳を迎えるが、世の中を変えるだけの人間はやはりそのバイタリティもすごい。

そのキャプテンは現在もJFAの最高顧問を務めているものの、サッカーとの関わりが薄くなってしまったように感じられる。

それを本人も認識しており、自身のツイッターで「何か書くと不快に思われるだろうと遠慮していました」としたうえで、現在の日本代表にこんな発言を行っている。

「最近サッカーの話題に触れてませんが、何か書くと不快に思われるだろうと遠慮していました。でも偶にはちょっと言わせて!

シンガポール戦、前半得点は余り出来なかったけどサッカーの中身は良かった。しかしシュートを失敗した選手が苦笑いするシーンを何度も見せられ何か欠けてない?と感じた」

とシンガポール戦の内容を評価しつつ、勝負事に対する選手の姿勢には疑問を呈したのである。長年スポーツ界の最前線で各界の大物と渡り合ってきたキャプテンらしい発言と言えるだろう。

また、今夜行われるカンボジア戦に関してこんな注文も。

「明日カンボジア相手に得点した時、サラッと喜ぶように頼むよ・大喜びするような相手ではないんだから・・・」

ホーム&アウェイの2試合を通じ苦しめられたシンガポール戦では、5年ぶりの代表で初ゴールを決めた金崎夢生が喜びを爆発させた。

ただ今回の試合に関し「大喜びするような相手ではない」、つまりハラハラさせずもっと余裕をもって勝ってくれという、キャプテンらしい言い回しでエールを送ったのだ。

そのワールドカップ2次予選のカンボジア戦は、日本時間今夜21時14分にキックオフされる予定だ。

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