サンダーランドに所属する21歳のFWダンカン・ワトモアがニューカッスル大学を優秀な成績で卒業したと『guardian』が伝えている。

経済と経営学の学位取得したワトモア。first-class(優等学位、文部科学省HPより)という優秀な成績を収めており、そのことについては素晴らしいクラブであるサンダーランドと家庭教師に感謝すると述べている。

トレーニングと勉学を両立させ単位を取得するために、オンラインで受講するなどもしていたというワトモアはこの日の式典のために、サム・アラダイス監督から練習をオフにして貰っていたそうだ。

そんな彼の父イアンはFA(イングランドサッカー協会)の最高経営責任者だった人物であり、母ジョージナは聖職者だという。

ワトモア自身はノンリーグでプレーしていた頃にマンチェスター大学で学位取得に取り組み始めたとのこと。当時は寄宿舎で生活し、10人の生徒とキッチンをシェアしていたとか。

卒業式後にはこのように述べている。

ダンカン・ワトモア(サンダーランドFW)

「本当に素晴らしい気持ちです。この3年間、多くのワードワークをしてきました。成し遂げることができてよかったです」

「一般的な学生ライフではありませんでした。少し逃したものもありますが、本当に楽しみましたよ。

大変でした。自宅での長い夜がたくさんありました。テキストを読み、オンラインで講義を受け、講師にメールを送る。

時にハードでしたが、サンダーランドは私にとって素晴らしいクラブでした。ニューカッスル大学も」

なんでも、練習日であってもティータイム時には一旦自宅に戻って勉強していたとか。チームメイトたちからは軽くからかわれたこともあったそうだが、とてもよくサポートしてくれたとも話している。

なお、プレミアリーグの選手で、優等学位を取得したのはかつてリーズなどでプレーしたDFデイヴィッド・ウェザーオール以来だそう(彼はシェフィールド大学で理学士号を取得)。

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