昨年ワールドカップを制し、世界一に輝いたドイツ代表。その守備陣の主軸のひとりと言えば、バイエルン・ミュンヘンのDFジェローム・ボアテングだろう。

その彼が『Süddeutsche Zeitun』に語った言葉を『Marca』が伝えている。

それによれば、ジェロームはブラック・アフリカンとして初のドイツ代表キャプテンになったならば、それは誇り高いものだろうと述べたそうだ。

ジェローム・ボアテング(ドイツ代表DF)

「それは自分にとって特別なものだろうね。僕はベルリンの出身だ。でも、自分の肌は異なる色をしている。とても誇りに感じるだろう」

彼の言葉にある通り、ボアテングの生まれはドイツだが、両親はガーナ人である。異母兄弟のケヴィン=プリンス・ボアテングはガーナ代表としてプレーしており、W杯では対決もしている。

また、ジェロームはブラジルW杯についても振り返り、リオでの決勝戦から試合前の国歌斉唱に加わることができるようになったと明かした。

「リオの時から歌い始めたんだ。とても感情的な瞬間だった。

それまでは試合前は本当にナーバスになっていた。

若い頃は、ミスで試合を滅ぼすことや、それは全部自分の責任だろうって思っていた。

今は違うよ。ドキドキするだけだ。ポジティブなナーバスさみたいなものさ。自分で(ちょっと緊張してると?)自覚している時だね」

この言葉から察するに、試合前に国歌を歌える余裕が持てるようになったということのようだ。

ジョゼップ・グアルディオラ監督からもその能力を絶賛されている27歳のジェローム。ドイツ代表のキャプテンマークを任される日はやってくるだろうか。

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