プレミアリーグ19節、ボーンマスを2-0で撃破したアーセナル。ヒーローになったのは、1ゴール1アシストの活躍を見せたメスト・エジルだった。

エジルは今季のリーグ戦において、3ゴール16アシストと圧巻のプレーを続けている。そんな彼について、アーセン・ヴェンゲル監督はかつてミュージシャンのようだと述べたことがある。

そして、この試合後には改めてエジルを絶賛していた。

アーセン・ヴェンゲル(アーセナル監督)

「私は何度も言ってきた。彼は彼のゲームに何かを加えると。それは能率的になるという欲求と、ゴールを決めるという欲求だ。

彼は完全にセンセーショナルなフットボールプレイヤーになった。彼のパフォーマンスがとてもとても嬉しい。

間違いなくヨーロッパにおいて最高のひとりだ。そのポジションにいる時、彼はセンセーショナルだ」

(この試合は彼のベストパフォーマンスのひとつ?)

エジルのこういう試合は数回見てきた。

だが、大事なのは彼が全ての人間を納得させているということだ。彼が才能ある選手というだけでなく、常にチームのために働こうとし、ハードワークをする選手であるということで。

(これまでの彼のような選手がいたか?)

こういうクオリティはあまり見たことがない。ただ(そういう選手を持てた?)自分はかなりラッキーだ。

選手を比較することは好きではないが、彼は特別な選手だ。

君らは私を信頼すべきだと思うね。そのことについて君らが懐疑的だった時でさえ、私は自分の見解を守ったんだからね。

(欧州最高の選手か?)

数字とアシスト数を見てくれ。それが彼について物語っている。

(エジルはデニス・ベルカンプのよう…)

そうだね。ベルカンプのほうがよりゴールスコアラーだった。メストはよりアシスト(をする選手)だ。

だが、今はより得点を決める選手にもなっている。2人は本当に匹敵しているよ。

(彼に信頼を与えているものは?)

驚くべき技術力だね。私がとても楽しんでいるのは、パスのタイミングだ。

君が今ボールを出すべきだと思ったとする。そう考え終わる頃には、彼はすでにボールを出している。

彼は(歌う)歌が常に正しいトーンであるような人物だ。それは試合中に成し遂げるのが非常に難しいことだ。ピッチ上では決断を相当に速く下す必要があるからね。そして、常に正しいもの(決断)を得るのは簡単ではない」

またも音楽の話題を持ち出したヴェンゲル。常に正しいテンポでプレーし続ける一貫性についても高く評価しているようだ。

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