国際サッカー連盟(FIFA)は14日、「違法な取り引きによって未成年の選手を獲得したことにより、レアル・マドリー、及びアトレティコ・マドリーに2度の移籍ウィンドウでの選手登録を禁止する」と発表した。

FIFAによると、スペインの首都マドリーに本拠地を置く両クラブは、18歳未満の外国人選手登録に関して複数の規定に違反したのだという。それにより今夏と来年冬の移籍市場での選手登録が禁じられ、アトレティコには82万1000ユーロ(およそ1.1億円)、レアルには32万8000ユーロ(およそ4200万円)の罰金処分も科せられた。なお、今冬の補強は可能とのことだ。

この件に関しては以前バルセロナが同様の処分を受け、昨年12月まで選手の登録が禁止されていたことで知られる。FIFAは当時バルセロナに所属していた日本人の久保建英(現FC東京U-18)を含む複数の選手について「18歳になるまで公式戦の出場を認めない」との決定を下し、その後、久保は退団と帰国を余儀なくされることとなった。

現在レアル・マドリーの下部組織には“ピピ”こと12歳の中井卓大が在籍しているが、果たして今回の決定が彼の今後のキャリアに影響してしまうのだろうか?

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