15日、『BBC』は「アルジェリアリーグにおいて違法薬物の摂取が後半に行われているという疑惑が流れている」と報じた。

ヴァヒド・ハリルホジッチ監督の元で2014年ワールドカップでベスト16に進出し、世界に大きな驚きを与えたアルジェリア。

しかし昨年末、フル代表に選ばれたばかりだった23歳のFWユーフス・ベライリら3選手が違法薬物の摂取によって長期の出場停止処分を受けるという事件が発生。

彼らはビタミンのサプリメントを服用していたという主張をしており、違法な薬物には手を出していないと主張しているものの、現在の所その訴えは認められていない。

『Al-Arabi al-Jadid』は、先月「アルジェリアリーグでは2013年からその他10名の選手が違法薬物の陽性反応を示した」と報告している。

彼らはナイトクラブで興奮剤のアンフェタミンなどの薬物を購入していたとのことで、これらを使用してパフォーマンスの向上に繋げようとしていたという。

アルジェリアのクラブには常任の医師がいないため、その検査については「あまりにも集中的」であったとのことだ。

アルジェリアでは1982年、1986年のワールドカップに出場した選手たちの子供に障害が多かったことから『ドーピングがあったのではないか』という疑惑もあった。

これらの違法薬物に手を伸ばしてしまう選手については、『El-Watan』では「若い選手に不釣り合いな多額の給与が支払われていることが問題なのである」と主張されている。

2年の出場停止を受けたユースフ・ベライリには、同国のサッカー選手から連帯を示すコメントが多数寄せられている。

サッカー評論家を務めるハフィーズ・ダッラージは「道徳的に、法的に、そしてスポーツマンとしても彼に完全なる責任がある」とそのキャンペーンを否定しているという。

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