『Gazzetta dello Sport』など各メディアは、「ローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティは、今季限りでの退団、あるいは引退を示唆した」と報じた。
今季で39歳となったフランチェスコ・トッティ。クラブのレジェンドと言える存在であるが、契約はあと4ヶ月となっている状況で、先日就任したスパレッティ監督からは多くの出場機会を与えられていない。
彼は『TG1』の取材に対して以下のように話し、今の状況を評価すればローマに残ることは出来ないと答えている。
フランチェスコ・トッティ
「僕は、選手としてまだフィジカル面でもいい状態を保っていると感じている。そして、まだまだプレーしたいんだ。
今、怪我はもう過去の事になっている。そして、もし僕がプレーしないとすれば、それは純粋に戦術的な判断によるものだ。
僕はこのようなローマには残ることが出来ないよ。ベンチにいることには心を痛めている。
自分の年齢を考えれば、プレー時間が減ることは理解できる。しかし、自分のキャリアの最後がこのようなものになってしまうのは、男としての自分に、そしてローマに捧げてきたものに対して良いものではない。
もっと多くのリスペクトを求めている。僕がここでやってきたものに対してのね。
スパレッティとの親密な関係? 我々は『おはよう』、『さようなら』と言い合うくらいだ。彼は新聞には良いことを言っているが、僕の顔を見ては言わないよ。
僕はコーチとしての彼にはリスペクトを持っている。そして、彼はローマに残るために必要なものを持っていると思う」
「(契約は今季限りとなっているが、このままならば引退の可能性もある?)
契約は6月に満了となる予定だ。ジェームズ・パロッタ会長からの報告を待っていて、状況を評価している。
僕は、人々からの公平な話を期待している。現実の状況、そしてあるべきものからね」