12日、エティハド・スタジアムではUEFAチャンピオンズリーグの準々決勝2ndレグ、マンチェスター・シティ対PSG戦が行われた。
先週開催された1stレグの結果は2-2のドロー。2点のアウェイゴールを奪ったシティが大きなリードを手にし、リターンマッチに挑んだ。
まずチャンスを手にしたのはシティ。
29分、セルジュ・オーリエのミスパスからGKケヴィン・トラップがセルヒオ・アグエロを倒してしまい、シティがPKを獲得する。
PENALTY MISS! Aguero fails to hit the target! Massive let off for the Parisians. #UCL #MCIPSG pic.twitter.com/OyxsbD7ClF
— beIN SPORTS (@beINSPORTS) 2016年4月12日
しかし、キッカーのアグエロはこれを失敗。絶好のチャンスを逃してしまう。
その後、PSGはズラタン・イブラヒモヴィッチのフリーキックなどでゴールを襲ったのだがこちらも得点することができず、試合は終盤まで0-0で進んだ。
すると76分、均衡が破れる。
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ガエル・クリシからのクロスボールをPSGがクリアできずフェルナンジーニョがボールを拾うと、エリアの外でフリーになっていたケヴィン・デ・ブライネへ。
するとデ・ブライネはエディソン・カバーニをかわしてボールを持ち運ぶと、ここからシュート!
ボールは鋭い回転がかかりながら右隅に吸い込まれ、シティが値千金の先制ゴールをあげた。
FT: Man City 1, PSG 0 (agg. 3-2) De Bruyne sends City to their first-ever Champions League semifinal. #UCLonFOX pic.twitter.com/s3EMB8tkqH
— FOX Soccer (@FOXSoccer) 2016年4月12日
1stレグでもゴールをあげていたデ・ブライネ。シーズン終盤にしてようやく怪我から復帰した“100億円の男”が、再びその真価を見せつけた。
それにしても、いくらフリーだったとはいえ凄まじい軌道である…。あまりに無慈悲なコース、そしてスピードにGKトラップは反応することができず。デ・ブライネらしい、ボールに“意思”のようなものを感じるキックであった。
結局試合はこのまま終了し、アグリゲートスコア3-2でシティが勝利。マヌエル・ペジェグリーニ体制でのラストシーズンに、初めて準決勝に駒を進めた。
なお、一方のPSGは4シーズン連続で準々決勝での敗退となっている。