オーストラリアサッカー連盟のCEOを務めているデイヴィッド・ギャロップ氏は、ビデオ・アシスタント・レフェリーの導入試験に参加できることに喜びを表明した。

先日国際サッカー評議会(IFAB)、そして国際サッカー連盟(FIFA)が共同で発表したビデオ・アシスタント・レフェリーの導入計画。

『VARsシステム』と呼ばれるビデオ・アシスタント・レフェリー技術は、オフサイドやペナルティキック、レッドカード、ゴールなど試合に決定的な影響を与える判定に限り、リプレイを利用して主審の判断を助ける追加副審を設置するもの。

昨年はオランダ・エールディビジが独自に導入に向けた試験を行っていることでも話題になった。

今回発表されたのは、数年度の正式導入に向けた実証試験。ブラジル、ドイツ、ポルトガル、オランダ、アメリカ、オーストラリアのリーグでまず「オフライン(主審に繋がない)」で使われることが決まった。

そして、この最終初期テストは2016年末に日本で行われるクラブワールドカップで最後となり、成功裏に終わった場合は2017年初頭からオンラインでの実証実験に移る予定となっている。

デイヴィッド・ギャロップCEOは以下のように話し、Aリーグを技術革新の最前線に立たせられたことに喜びを示した。

デイヴィッド・ギャロップ

「ヒュンダイ・Aリーグは、放送革新の最前線に立っており、我々はVARsのアイデアを最初から受け入れることにした。

ビデオ・アシスタント・レフェリーの最終的な導入は、試合を変えるような判定の際のブレイクスルーとなり、ファンや視聴者にとっての体感を高めてくれる。

Aリーグのブランドを一新する2つの要素――マーキー・プレイヤー基金の導入、そしてデジタル環境の変化。我々はAリーグの新しい時代を見ることが出来るだろう」

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