開幕が近づいてきたEURO2016。スウェーデンのズラタン・イブラヒモヴィッチも注目選手のひとりだ。

そのスウェーデンを率いるエリック・ハムレン監督は大会終了後の退任が決まっている。2009年からチームを指揮してきた彼が、『lequipe』のロングインタビューで様々な事柄について語った。

それによれば、一度は代表引退したイブラヒモヴィッチを再び呼び戻すために、2人で3~5時間は語り合ったという。また、イブラが代表から去った理由については、2010年W杯予選での敗退に失望したのは事実としつつ、他にもあるがそれは言えないとしたようだ。

また、スウェーデンの『fotbollskanalen』では、ハムレンが同インタビュー内で語った別の話題も伝えている。

それによれば、イブラを代表に呼ぶなという抗議のメールや手紙が今でも彼のもとに届くという。

エリック・ハムレン(スウェーデン代表監督)

「今でも頻繁に手紙やメールが来る。彼を代表に選ぶべきではないとする人々からね。

この種の感情はスウェーデンに存在する。

だが、私のもとに来て、ズラタンは多くのものを代表していると言う子供たちも大勢いるよ。

彼は移民というバックグランドを持った他の人々を鼓舞している」

※イブラの両親はスウェーデンへと移り住んだ移民(父は現在のボスニア・ヘルツェゴビナ出身、母はクロアチア出身)。

そのうえで、ハムレンは「彼を自分たちの英雄だという人間もいる」とし、同じようなバックグラウンドを持つジネディーヌ・ジダン(アルジェリアからの移民の両親のもと、フランスで生まれた)と同じだという風に語ったそうだ。

また、イブラの自伝『I AM ZLATAN』を読み、彼の選手以外の側面に触れたことで自らの考えが変わったと多くの人達から言われたとも明かしていた。

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