今季スペインのリーグでひとつの歴史が終わりを告げようとしている。

1889年に創設されたスペインで最古のサッカークラブ、レクレアティーボ・ウエルバ。現在のリーガ・エスパニョーラは、彼らから始まったと言っても過言ではない存在である。

ところが、彼らは現在大きな危機に直面している。負債は2100万ユーロ(およそ23.7億円)に達しており、このままでは返済が滞り、クラブは解散することになる。

6月30日までに調達しなければならない資金は200万ユーロ(およそ2.3億円)。残り10日を切った中で、クラブは歴史上最も大きな危機に直面している。

そこで、レクレアティーボ・ウエルバのサポーターズトラストは、クラウドファウンディングによって寄付を募り、その資金を調達する試みを行うことを決断した。

寄付は最小で5ユーロ(およそ600円)から行うことができる。インセンティブは以下の通りとなっている。

  • 25ユーロ(およそ2800円):証明書、1年間のクラブ運営参加、ステッカー
  • 50ユーロ(およそ5600円):証明書、3年間のクラブ運営参加、ステッカー、特製ブレスレット
  • 100ユーロ(およそ1万1300円):証明書、6年間のクラブ運営参加、ステッカー、特製ブレスレット、バッジ
  • 1000ユーロ(およそ11.26万円):キャプテンマーク、プレート、ブレスレット、バッジ、ブックレット、生涯クラブ運営参加

なお、この他にも企業向けには1000ユーロ以上の寄付で広告スペースやスポンサーセクション、カスタムSNSなど様々なインセンティブが受けられるというものも。

また、あのラウール・ゴンサレスがサインしたレクレアティーボ・ウエルバのユニフォーム(あまりにも貴重)が当たる抽選も行っており、こちらへの応募は一口3ユーロ(およそ350円)からとなっている。

また、オークションでは各選手が提供したグッズ類も販売されており、ノリートの現代表ユニフォーム、アスピリクエタの昨季使用ユニフォーム&スパイクなども出品中だ。

寄付やオークションへの参加はこちらの公式サイトから行うことができる。レクレアティーボ・ウエルバの運動に参加したいという方は、彼らに救いの手を差し伸べてみては?(ちょうど円高ですし…)

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