今年のコパ・リベルタドーレス決勝はインデペンディエンテ・デル・バジェ(エクアドル)対アトレティコ・ナシオナル(コロンビア)という顔合わせに決まった。
ブラジルとアルゼンチン勢がいない決勝戦は実に25年ぶりで、波乱の大会となった。
[Qoly] ボカ、日本行きが消滅…リベルタ準決勝で衝撃的敗退 https://t.co/EVdjbau7jx
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年7月15日
インデペンディエンテ・デル・バジェはボカを、アトレティコ・ナシオナルはサンパウロをそれぞれ準決勝で撃破。ともに2連勝で決勝に勝ち上がったのだが、アトレティコ・ナシオナル対サンパウロの2ndレグでは物議を醸すシーンがあった。
ホームでの1stレグを0-2で落とし、敵地での2ndレグに全てを賭けていたサンパウロ。
前半9分にFWジョナタン・カジェリ(ボカからローン中)のゴールで幸先よく先制するも、その後同点に追いつかれ迎えた後半33分。ハンドで無情のPKをとられると…。
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チリ人のパトリシオ・ポリッチ主審は、この判定に抗議したサンパウロDFディエゴ・ルガーノとヴェズレイ(11番)の2人にレッドカード(おそらく2枚目イエローでの)を提示…したつもりだったのだが、当初レッドカードを突きつけたのは、ウェズレイではなくミシェウ・バストス(7番)。
人違いで退場を宣告されたバストスは唖然…サンパウロの選手たちはこのジャッジに当然猛抗議。すったもんだの末に主審は間違いに気付いたようで、ルガーノとウェズレイが退場となり、バストスはお咎めなしに落ち着いた。
だが、同時に2人を失ったサンパウロは1-2でこの試合にも敗れ、無念の敗退が決まってしまった。
なお、ルガーノがカードを受けたのは、手を叩いたからだとされている。彼自身はチームを鼓舞するためにその仕草をしたようだが、主審は侮辱行為とみなしたようだ。
敗退後、サンパウロの選手たちは口々に主審のジャッジが結果に影響を与えたと述べていたという。そんななか、ルガーノは相手のほうが勝っていたと認めた。『Globo』が伝えている。
ディエゴ・ルガーノ(サンパウロDF)
「まず最初に、勝ち抜けたナシオナルが我々より勝っていたと認めなければならない。優勢だった。
もしモルンビー(での1stレグ)と昨日の試合で主審が決定的なプレーについてミスをしていなければ、より拮抗したエキサイティングな展開になったかもしれないけどね」