来月のW杯予選に向けたブラジル代表に、元JリーガーであるGKアレックス・ムラーリャ(日本での登録名はアレックス・サンターナ)が初めて招集された。

現在は名門フラメンゴに所属するアレックス・サンターナは2013年に湘南ベルマーレへとレンタル移籍し、半年ほど日本でプレーした経験を持つ。

26歳での嬉しい代表初招集については、「神に感謝したい。家族や自分を助けてくれた全ての人達によって、今日ここまでこれた。人生においてとても特別な瞬間だよ。子供の頃から夢見ていたことだった」などと語っている。

昨季フィゲイレンセでのプレーが評価され、今年からフラメンゴへ移籍するとリーグ2位につけるチームにおいて25試合中22試合に先発出場。近年はパウロ・ヴィクトルが守護神に君臨していたビッグクラブで正GKの座を掴み取ってみせた。

先日のパウメイラスとの頂上決戦でも活躍(スコアは1-1)を見せ、国内屈指の実力者として堂々と選ばれた形だ。パウメイラス戦を直接視察して招集を決めたブラジル代表のチッチ監督はこう述べている。

チッチ(ブラジル代表監督)

「フィゲイレンセ時代と同様に、彼は素晴らしいシーズンを送っている。

この2年間、パフォーマンスを維持している。招集に値するよ」

この2シーズンに渡り一貫性のあるパフォーマンスを披露していたことが評価された形だ。

パウメイラス戦でブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスのシュートを止めたシーンは、『Globo』のファン投票において25節のベストプレーにも選出されている。首位決戦でもしっかりと存在感を発揮したことで、招集にもつながったようだ。

このままセレソンデビューとなるだろうか。

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