FIFAは20日、2014年ワールドカップでブラジル代表を率いたルイス・フェリペ・スコラーリ監督のインタビューを掲載した。
ジュビロ磐田を率いた経験を持ち、2002年の日韓ワールドカップでカナリア軍団に史上最多5度目の栄冠をもたらしたフェリポン。その2年後にはポルトガル代表をEURO2004の準優勝に導き、王国ブラジルの中でも最も威厳のある指揮官の一人となった。
しかし、母国で開催された2014年ワールドカップの準決勝でドイツ代表に1-7という歴史的な大敗を喫し、一夜にしてその地位は失墜することに。
昨年から中国の広州恒大を指揮している彼はこのほど、悲劇的な敗退の責任を問う声に「もし2014年の敗戦が私の責任だというのなら、2002年の勝利は私のものになる」と反論した。
ルイス・フェリペ・スコラーリ
(広州恒大監督)
「ブラジルが最後に世界王者になった時の指揮官は誰だ?それは私だ。
もし2014年ワールドカップの敗北が私のせいだというなら、2002年ワールドカップの勝利は私のものになるだろう。
私に全責任があると主張する人たちをフェアだとは思わない。私は君たちの裁きを求めていない。
ワールドカップの後、私は通常の仕事に戻った。期待を超えているよ、2年が経過して今度は5つのタイトルを獲得したんだ。
ドイツ戦での不条理な結果は、我々の状況を反映していない。我々は本当にうまく、時にはほどよくやっていたよ。目標は段階的に進歩することだった。
我々は仕事をうまくやっていた。あの準決勝までブラジルとドイツの間に大きな違いはなかったんだ。我々の仕事は悪くなかった。それはうまくいった。
あの試合は全てがうまくいかなかった。コレクティブに欠けているものがあった。ドイツ人はハッピーで、我々はそうではなかった。
保証するよ。あのような結果は二千年後にしか繰り返されないだろうね」