本日12月25日はクリスマス。そこで今回は、2014年12月25日に紹介した記事をPlayback!
1984年生まれのジェイミー・タンディは2004年当時、マンチェスター・シティのリザーブで左サイドアタッカーとしてプレーしていたサッカー選手だった。
所属していたマンチェスター・シティのクリスマス・パーティでのこと、彼はふざけて当時所属していたMFジョーイ・バートンのスーツの袖に火をつけた。
すると、怒ったバートンはタバコの火をタンディの左目めがけて押しつけるという事件を起こす。
マンチェスター・シティ時代のタンディ、『Sun』紙による
あわや失明という事件を起こしたバートンは6週間の給与没収を言い渡された。タンディは火傷にはなったものの、幸い視力に影響はなくフットボーラーとしての道を絶たれることはなかった...はずだった。
だがタンディが本当に蝕まれたのは精神の方だった。
追い打ちをかける様に、2004-05シーズンにはレンタル先のFCクーゲ(デンマーク)で足を故障し、2005年にはマンチェスター・シティからも放出されてしまう。
その後の彼のキャリアは良くてカンファレンス(5-6部)、後は10部や11部相当のノン・リーグの下の方でプレーするという“マンチェスター・シティ下部組織出身”らしからぬものだった。
タンディは酒を浴びる様に飲む様になり、しばしば妻に暴力を振るうようになった。
彼は家を失い、自殺未遂を図り、最大で30000ポンド(約560万円)の借金を背負った。2008年にアルコール中毒のリハビリを行ったタンディだが、2009年秋には再び飲酒を開始、自ら「飲酒が自身の行動の大きな割合を占めていた」と語っている。
いよいよ、妻であるシーン・ヘロン(Sian Heron)の鼻を折り、髪の毛を持って引きずり回し、首をフォークで切ったことで彼は逮捕されてしまった。